丈夫で型崩れしない理由
大マチのベースとなる芯材に着目
ポリカーボネイトに注目!
強度と柔軟性があり軽い素材
ランドセルのサイズの大型化に伴い、従来の芯材では強度の面で対応出来なくなってしまいました。
樹脂製のプラスチック
通常ランドセルの側面(大マチ上部や中央縦の部分)には強度を出すために何らかの芯材が入っています。
樹脂製のプラスチックなどが入っている部分は非常に丈夫ですが壁に寄りかかったり、誤って押しつぶしてしまうと芯が入っていない部分にイナズマの状の筋が入ってしまい型崩れの原因になる事があるようです。
ポリカーボネイト
スドウでは、「軽くて扱いやすいが少し曲げただけでボール紙のようにすぐに折れてしまう従来のプラスチックを部分的に補強して使うよりも、大マチのベースに折れにくい素材を使えば解決できるのではないか?」と考えました。
大マチ芯材比較結果
数十種類のサンプルからコシと柔軟性があり、屈曲強度や復元性に優れた素材を探し求め試行錯誤の結果、ポリカーボネイトの特性が非常に優れていると判断しました。
大マチ部分用
ポリカーボネイト芯材加工
それによりランドセルを軽量化する上で一番のネックとなっていた厚い樹脂やハガネ板を使用せず、強度を増すことが可能になり、軽量化と6年間美しいフォルムを保つランドセルを作る事に成功しました。
大マチ芯材と革の接着工程